海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス
池谷 裕二

定価: ¥ 1,785
販売価格: ¥ 1,785
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発売日: 2002-07-10
発売元: 朝日出版社
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ベストセラー『記憶力を強くする』の著者であり、気鋭の若手脳研究家、池谷と、クリエイターとして豊富な発想のノウハウをもつ糸井。この2人が、頭のよさや脳の使い方などをテーマに、興味深い対話を繰り広げている。 たとえば、「『頭がいい』と『バカ』の差」について。2人は、記憶された情報を整理し、お互いを関連づけて、的確に表現できるかどうかや、「頭が真っ白」になるディスコミュニケーションの状態に陥るか否かなどのポイントに着目。最終的に、周囲との関係を遮断し、情報の入力をやめれば脳の働きはよくならないことを指摘している。ここで、自分の頭がどんな状態にあるかをチェックすることも可能である。 また、池谷は「脳は、ぜんぜん疲れない」「30歳以降に、脳の能力は飛躍的に伸びる」といった、脳に関する意外な事実を数多く教えてくれる。とくに記憶のカギを握るという「海馬」の研究の様子が述べられたところは、未知の領域に踏み込んでいくような興奮をもたらしてくれる。一方、そうした脳の科学を、クリエイティブな思考や生き方の問題などに押し広めて論じる糸井の話術はじつに巧みである。その知的好奇心のもち方には、見習うべきところが多い。 タイトルどおり、頭がよくなる可能性が科学的に証明されているほか、「よりよく生きる」ために頭をよくするという志の大きなメッセージが込められている。年齢とともに頭の働きも衰えると思い込み、マイナス思考に陥っているような人に、希望を与えてくれる1冊だ。(棚上 勉)
読みやすいけど・・・いまひとつ。
なるほど・・・
と納得する箇所も有るし、読みやすくて面白いけど・・・
いまひとつな感じがする。
それぞれのことに対して淡白で、説明が少ないのである。
異質なものとものとを結びつける
大脳生理学者・池谷氏とコピーライター・糸井氏が、脳の意外な(でも納得できる)特徴と、それをいかに人生に生かしていくかを対談形式で語る。
まずは、あとがきに眼を通していただきたい。何とも異質な二人の語り口です。でも、本書の対談ではそれが、お互いによい意味で刺激となり、一人による著作では生み出せないような展開を見せます。糸井氏は自分でも語る通り、分からないことは知ったかぶらずに、自分の言葉や実感と引き合わせて理解しようとしています。このおかげで僕たちも、池谷氏の脳についての知識をより深く理解できるようになっています。
一方で、対談形式という制約から、議論があっちに飛び、こっちに飛び、となっているため、脳の機能に関する体系だった知識や、つっこんだ議論については、本書には期待できません。
(このような入門知識であれば、同じ池谷氏の『進化しすぎた脳』の方がよいでしょう)
むしろ、本書の魅力は、脳の機能にも似た、一見異なる事象がつなぎ合わされていく様子をライブに感じられることでしょう。
本書の主題は、脳のしくみの解説ではなく、(脳の性質になぞらえて)我々はどのように生きるべきか、という部分であると思います(その意味では、自己啓発書ですかね?)
「脳は疲れない」「やりはじめないと、やる気はでない」など、すぐに役立つヒントもいっぱいです。喫茶店での雑談を横で聞くような気持ちで気楽に読むのがよいでしょう。
確かに読みやすいけど・・・
図や例え話によって、脳について全くのシロウトである読者にもよく分かるように説明されている。が、全てにわたって糸井氏に媚び媚び。読者の大半は、糸井氏のファンとしてではなく、「脳科学」入門書として手に取るものと思われるのに、「クリエイティブ(既に死語だ)」を自認する糸井氏の価値観や人生観が前面に押し出されすぎ。糸井氏が言うところの「クリエイティブな発想」を持つ人間こそが優れた脳の持ち主であるといわんばかりの内容になっていることには閉口せざるを得なかった。